《E》建設おもしろ百科
EDO【江戸】
東京の旧称。あいにく〔江戸〕と呼ばれていた時代の東京を知らないが、両国にある昨年オープンしたく江戸東京 博物館〉へ行くと江戸庶民の生活ぶりがよくわかる。地下-階地上7階の建物も斬新で、広い館内には日本橋や歌 舞伎小屋が復元されている。また、江戸時代から戦時期まで時代を追って、建築物が復元されているので、建築に 関わる方は興味津々だろう。常設館は大人500円(高校生以下半額)。総武線両国駅東口前。003(3626)90974
EMPIRE STATE BUILDING【エンパイアステイトビル】
ニューヨークヘ行ったら、まずは幻滅する。街が汚くて殺伐としている印象を持つからだ。なのに、映画に登場 するニューヨークは活気があって、刺激的でとにかく格好イイ。大枚75ドルを払ってヘリコプターでのナイトフラ イトに挑戦したら(結構コレが危ないという話)、アラブから来た観光客と一緒になった。絵はがきと同じNYの素 晴らしい夜景が広がる。自由の女神を回って、マンハッタン島へ迂回した時、雲か霧のようなものにヘリコプターが 突入した。一瞬、目の前が真っ自!アラブ人も日本人も、一斉に「ワァ!」と悲鳴をあげる。ながーい1分、そし て、雲を抜けるとそこにエンパイア・ステイトビルがずつ1と建ち誇っていた。悲鳴が感動の声に変わる。好景気 の1920年代に計画され、ドン底不況の30年代に建設された380mのノツポビルは、不況に悩む現在のアメリ カとクロスオーバーしてか、なんとなく悲壮感が漂っている気がする。きっ。とその悲壮感が美しい光を放っている のだ。2,3日滞在すると、NYの幻減はなぜか「期待」に変わる。不思議な大都会である。