《R》建設おもしろ百科
ROAD【道】
やっと!日本が一つの高連道踏で結ぱれた。7月27日九州縦貫自動車道、人吉 えぴの問22.3kmが開通、日本初の高速道・名神高速開通以来、32年目にして青森と鹿児島・宮崎間約2150kmがつながった。この開通は、建設業界にとっても大ニュース。ヒト・モノの交流が盛んになり、九州は一つ!というイメージがさらに強くなり、地域発展のキーワードになるだろう。こうしちや、おれん!早速、TRY取材スタッフは車を走らせた。人吉-えぴの間は、4割が橋とトンネルと聞いていたので、八代 人吉間を連想していたが、思ったより走りやすく爽快だ。見通しがきくので、対面通行もさほど気にならないが、加久藤トンネルは長いだけ、やはり緊張する。この区間の工事は平成元年に始まったが、最大の難所である熊本-宮崎の県境を通る加久藤トンネル(6255m、全国4番目の長さ)工事は、地盤が軟弱な上、湧水が多いため、トンネル上部から掘り進むフリーベンチ工法で3年8ケ月を要した。映画「海峡」のようなシーンが繰り返されたことだろう。最高速度70km、約20分の新しい高速道路の走り初めは、比較的快適だった。やっぱり、宮崎、鹿児島が近く感じた。それにしても、高速道路から見えるルーブ橋が心なしか、寂しげにみえる。国道22l号線沿いでは、ドライブインが閉店間近、道一本で、街も人間の人生も大きく変わってしまう。