《V》建設おもしろ百科
VALUE【価値】
地球上で最も[価値」あるものとして、富と権力の象徴となったのが「金」。古代エジプトの王様も豊臣秀吉も金の魔力にとりつかれ、その永遠の輝きの向こうに世界制覇を夢見ていた。現代でも、戦争や災害により貨幣価値がなくなった場含でも、変わらない金の価値が資産として人気を集めている。なぜ、金がそればど価値があるのだろうか。とにかく、金は量が少ない。人類が金と出会って7千年、その間掘出した金の量約10万トン。50mプール約2、3杯程度しかない。サビない、化学変化しない、高温に強いなど金属としても有益で、ICチップや宇宙ロケットにも利用されている。気になる金の売買価格だが、世界の金相場と為替ルートで決まってくる。金相場の1トロイオンス(311,035グラム)当たりの価格は米ドルで表示されるので、円高だと金の価格は下がる。また、世界情勢の変化に伴い相場も変動する。つまり「まさかの時の金頼み」という訳だ。とは言え、金を手に入れる元手もない作者ごときは、金泊入りの酒やお茶でリッチな気分を味わうしかない……。ちなみに、金泊入りの飲物は健康に良いと言われるが、科学的に証明されてはいないようだ。
VISUAL【映像】
世はまさにヴィジユアル時代である。CG(コンビユークーグラフィックス)の発達、インターネットの普及は映像文化時代にさらに拍車をかけることになるだろう。最近、話題を集めているのが[バーチヤル・リアリティ・システム]。スクリーンやモニターに映る虚像を実際に体験しているように感じる[仮想現実]の事を言う。立体的な画像の中に自分の動きが入り込み、スポーツやゲームを楽しむことができる。娯楽としては勿論、シユミレーターとして、体験学習に利用され、能力開発に役立てることもできる。建設業でも、映像の中で完成した建物や道路に立ち入り、環境調査できるなど利用価値はありそうだ。さ-て、ビジユアル世代についていけないと思う人、もう社長になるしかなさそうです。